「意見」カテゴリーアーカイブ

意見・つぶやきです。

(意見)安全保障関連法・平和安全法制整備法

ここは、最近の戦争法案とか言われている安全保障関連法について自分の考えをまとめるために書いてみたいと思います。

まず、大前提として、今回の成立までの経緯を経緯を踏まえた上で自分はこの法律の成立には賛成であり、
良かったと考えています。
反対の意見の中に国民に説明されていないということもあり、自分も法案そのものを読んではいませんので、
ツッコミどころがたくさんあるかもしれませんが、概念的・感覚的なものとして書きます。

理由は以下の通りです。

◆憲法9条があれば戦争がなくなる(しなくても良い)とは思わないから
◆政治に関心を持つ人が増えたから
_____________________________________________
◆憲法9条があれば戦争がなくなる(しなくても良い)とは思わないから

【憲法9条】
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

今回の法律が、違憲だということについては条文のそのまま読めばそうだろうと私も思います。
では手続き的に順番は憲法改正してからだということになると思いますが、
憲法改正がガチガチの硬性憲法であり、現実的ではないと私は思います。

分かりやすい話がこの話です。

「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現をよびかけます(日本共産党)
www.jcp.or.jp/web_policy/2015/09/20150919-yobikake.html

憲法が変えられないのであれば、独立政府を樹立して(クーデター?)、
自分たちの都合のよいものにしていこうという考え方ではないかと思います。

私は以前、憲法改正について調べていたときに、とある権威のある憲法学者さんの中で、
”平和主義”のような基本原理を改正するのは、クーデターに近いものだという解釈が存在していたように記憶しています。
整合性をとるために前文から関連する文章をすべて改正しなければなりませんのので、
それらを包括して改正案して、審議して国民投票によって決定するなんてことは
現実的に不可能だと思います。

そのため、違憲だからダメだというのは私は賛成しかねます。

(引用)自民党HP”https://www.jimin.jp/news/parliament/130555.html”

平和安全法制の整備のための関連法案が、参院本会議で自民党、公明党の与党ほか、次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の野党3党などの賛成多数で可決され、成立しました。

同法は、自衛隊法や国際平和協力法など10本の改正法を束ねた「平和安全法制整備法」と、新法である「国際平和支援法」の二本立て。集団的自衛権の行使を限定的に容認することや、外国の軍隊への後方支援を拡充・迅速化、国連平和維持活動(PKO)をはじめとする国際貢献の拡大、離島警備の迅速な出動を可能とする内容を盛り込んでいます。

引用ここまで

また、ものすごく根本的に理由としては、
9条があろうがなかろうが、人は武力としての争いを止めることができないと思ったことです。
例えばこの話です。

【安保法案可決】審議中にボディープレスをかました民主・小西氏「誰にも暴力は振るってないし、振るわれてない」
http://blog.esuteru.com/archives/8337684.html

そもそも、(私の考える)戦争が起きるのは、侵略戦争も含めてお互いの意見が合致しなかったからだと思います。
今回の構図でいえば、賛成派と反対派の意見が合わなかったから、他社に対して暴行や妨害工作が行われたということになります。
これが分別のつかない子供同士のものならさておき、国民の代表として知見のある人間が行っているのであれば、
当然、国家ないしは地域間でも行われても不思議はありません。

9条がなくても、他人に暴力を振るう行為は刑法・軽犯罪法で規定されていることなので、
自分の主張を通すために他者に暴力・妨害する行為は本来認められるべきではありません。

反対する意見の中に、戦争が悲惨だという事がありますが、
結局は双方の主義主張を通すために、話し合いの解決ができずに
暴力で解決すること(=戦争)が目的なのだから当然だと思います。

9条があるから戦争しないのであれば、今回の国会の騒動は起きなかったと考えられますが、
現実的には、暴力によって解決しようとしている人がいたというのが事実です。

個人間であっても起こりうるのに、国家間で起こりえないと考えるのは楽観的過ぎることだと思います。

例えば、歴史を見ても戦争が起こる分かりやすい話は、領土問題です。
この土地は自分(たち)のものだということが、話し合いで解決できなかったから、
最終的に戦争が起ったと私は思います。

9条に従って武力を放棄するといっても、
一方的な他者の意見を鵜呑みにしようという事ではないと思います。

そして、9条を盾にしても、
他国においてこの国は争いをしないなんてことは、
通用しない事象だって起こりうると私は思います。

上記の例でいえば、被害を受けたのはまず自分だ、
それに対する正当防衛を行使したなんてことを言うケースは十分ありえます。

そのため、憲法9条があれば戦争がなくなる(しなくても良い)とは思わないので、
今回の法律の制定は、中身が憲法に違反するとんでもないものであったとしても。
防衛という観点であってある種最低限のラインを示したのではないかと私は思います。
_____________________________________________
◆政治に関心を持つ人が増えたから

この話は、副次的なものかもしれませんが、
経済的徴兵制?というよくわからない議論がされたおかげで、
若い人も政治に関心が向いたのではないかということです。

私の個人的な意見としては、そもそも自民党は改憲をしようとしている政党であったと認識していますし、
その背景には防衛・戦争に関する内容も当然含まれていると思っていました。

今回の結果を受けて、自民党はけしからん政党だから、
他の自分の考えに近い政党に投票しようとか、
考えてくれる人が増えるのではないかと期待します。

税金が上がろうが、表現の自由が規制されようが、
特に目立った(報道されていないのかもしれませんが)反対もなかったのに、
今回はデモないし意見が交わされることが多かったと思います。

反対意見の一部には今回の可決は民主主義の崩壊だなんていう人がいますが、
国民の多くは参加(投票等)すら参加していないのですから、
これによって、放置していればとんでもない結果を招くこともあるのだと思われれば、
それこそ民主主義として、機能していることになると思います。

以上、自己満足のための文章でした。

このブログについて

このブログは、私(miyama0824)が自分のワードプレス勉強と、アイドルマスターなどの趣味について作ったサイトです。ほとんどの人は見ても有益ではないので、何かのきっかけに来てしまった方は、”戻るボタンを”押すことや、ブラウザを閉じることをお勧めします。